マネジメント

マネジメント

レシートがたまらなくなった理由 ― リアルタイムプロセッシングとナウキャスティング

最近、クレジットカードで買い物をした際、決済情報がすぐにスマートフォンのアプリに届くようになってきたことに、ふと気がつきました。以前はレシートをためておかねばならず、後から明細と照合するのが面倒でしたが、最近は決済後すぐに明細に反映されるた...
マネジメント

観光立国・日本の課題:外資と地域の共生

2024年の訪日外客数は3,687万人となり、過去最高を記録しました。今年1月の訪日外客数も378万人と、統計開始以来、単月としての最高値を更新したそうです。新型コロナウイルス感染症の鎮静化や、円安による購買意欲の高まり、さらには春節を迎え...
マネジメント

無限の猿定理とAIの創造性 

無限の猿定理(The infinite monkey theorem)は、無限の猿が無限の時間をかけてランダムに文字を入力し続ければ、いつかはシェイクスピアの作品などの特定の文字列を生成する可能性があるという考え方です。極めて低い確率の事象...
マネジメント

私を創ったもの

AI技術が急速に進化するなか、かつて読んだ一冊のSF小説のことを思い起こします。R.C.フェランの「私を創ったもの(原題:Something Invented Me)」という1960年の作品です。この小説は、「無限の猿定理」に着想を得たスト...
マネジメント

Working BackwardsとBackcasting

AMAZONは、「ワーキング・バックワーズ(Working Backwards)」をイノベーションを促進するための行動規範として掲げています。具体的な手段として、社内で企画を起案する際に「PR/FAQ(Press Release/Frequ...
マネジメント

まちづくりの当事者を増やす

東京都中小企業診断士協会まちづくり研究会が2022年9月に実施した調査によると、まちづくりに関心を持つ国民は約6割に上りますが、実際に積極的にまちづくり活動に取り組んでいる人はわずか8%にとどまっています。まちが持続可能であるためには、住む...
マネジメント

歩行者優先のまちづくり ―パリ・ストラスブール周辺―

ヨーロッパでは各地で歩行者優先のまちづくりが進められています。先日訪れたパリでも印象的だったのは、自転車に乗る人が驚くほど増えていたことです。昨年まで街を席巻していたスケートボードが、自転車に取って代わられていました。フランスに住む次男によ...
マネジメント

プロトコルの行間

最近、耳に残った表現のひとつが「プロトコルの行間」という言葉。JSTの研究開発資金の募集要項で出合いました。「行間」と聞くと、行間ににじみ出るとか、行間を読むとか、文章に表現しきれない感情を思い起こしますが、プロトコルの行間が問題にしている...
マネジメント

EBPMと政策意図

わが国で、証拠に基づく政策立案(EBPM:Evidence Based Policy Making)が、本格的に推進されるようになったのは、「経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)」2017において、政策、施策、事務事業の各段階のレビュー...
マネジメント

SDGsと観光

先日、JICAから「観光を通じた持続可能な開発目標(SDGS)の達成 -観光プロジェクトのための指標ツールキット(TIPs)-」という冊子が公開されました。独立行政法人国際協力機構(JICA)と国連世界観光機関(UNWTO)の共同プロジェク...